巨人・原監督「きょうは彼に白星がついたんでしょ」 4勝目の戸郷に「成長の糧となるでしょうね」

[ 2022年5月4日 18:55 ]

セ・リーグ   巨人6―3広島 ( 2022年5月4日    マツダ )

<広・巨>勝利し戸郷(右)を迎える原監督(中央) (撮影・奥 調)
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 巨人の戸郷翔征投手(22)は広島戦(マツダ)で6回7安打3失点。降板直後に打線が代打・中島の適時二塁打で勝ち越し、リーグトップタイの今季4勝目(2敗)をマークした。

 広島戦は早くも今季3度目の登板で、広島先発右腕・九里とも3度目の投げ合い。そして、0―0のまま迎えた5回だった。先頭の九里に右前打、続く堂林に左前打されて無死一、二塁。上本のゴロは二走・九里と遊撃を守る湯浅が交錯して九里が守備妨害でアウトとなった。交錯しなければ併殺打コースだったため原監督が審判に確認したが、判定は変わらず。さらに西川の三塁線に転がったボテボテのゴロを岡本和が見送ると、打球は三塁ベース手前で内側に方向を変える内野安打となり、1死満塁とピンチが広がった。そして、マクブルームに右前2点適時打を打たれて先制を許すと、さらに中村健にも左前適時打を打たれて計3点を先取された。

 それでも、直後の6回に主砲・岡本和が起死回生の同点3ラン。これに勇気をもらった戸郷はその裏、矢野、代打・末包を連続三振に取るなど3者凡退で無失点。7回、先頭打者として打席が回ると代打・広岡を送られ、ここで降板となった。この回無得点なら戸郷の4勝目は消滅するところだったが、四球を選んだ広岡が三塁まで進み、代打・中島の左翼線二塁打で勝ち越し。戸郷に白星が転がり込んだ。

 試合後、巨人の原辰徳監督(63)は3、4、5回と3イニング連続で外野手の好返球に阻まれ“幻の先制打”が続いたこともあり「ちょっとツキもなかったよね」としながらも「でも、きょうは彼に白星がついたんでしょ。6回をしっかり投げて、そして白星がついたということが、彼にとってさらに成長の糧となるでしょうね」と喜んでいた。

 ▼戸郷 チームが苦しい状況だったので0点で抑えたかったですけど、3点取られて悔しいですし、反省点です。もっと粘り強く投げたかったです。

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