ロッテ・朗希が完全充電 6日ソフトバンク戦先発決定 サンデーならぬフライデー復帰

[ 2022年5月3日 05:30 ]

笑顔を見せる佐々木朗(撮影・河野 光希)
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 ロッテ・佐々木朗希投手(20)が6日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で先発復帰することが2日、公表された。17イニング連続完全投球で迎えた4月24日のオリックス戦で5回2失点ながら無傷の3勝目を手にしたが、開幕から中6日で投げてきた蓄積疲労が考慮され、翌25日に出場選手登録を抹消されていた。中11日となる先発では、千賀滉大投手(29)と初めての投げ合いとなる可能性も浮上している。

 「サンデー朗希」が万全の状態で「フライデー」に復帰する。開幕から日曜に先発してきた佐々木朗の次回先発が中11日で、6日のソフトバンク戦に決定。今季初のナイター登板となる。

 「前回の登板前よりいいコンディションになっている。トレーニングの強度を落としながら、しっかり休む期間もつくった。比較的、体の回復も昨年より早くなった」

 本拠地で行われた投手練習でキャッチボールなどで汗を流した右腕。4月10日のオリックス戦で完全試合を達成したが、開幕からローテーションで回るのは、3年目で初の経験だ。快挙の日の直球は平均159・8キロ。同17日の日本ハム戦も159・7キロだったが、同24日のオリックス戦は159・0キロと落ちた。

 井口監督はフレッシュな「完全体」での起用がチームの勝利につながると考えた。その上で、ソフトバンク3連戦での復帰を設定。「天候によって、また変わるかもしれないけど、金曜日で行けたらなと思います」とカード初戦を託す構えだ。当日は、来場者に完全試合達成を記念したサイン入り色紙をプレゼント。当初配布予定だった4月29日の日本ハム戦が雨天中止となり、偶然にも登板日と重なることになった。

 復帰戦で投げ合う可能性のある千賀は佐々木朗について「持ってるスペックが凄すぎ。日本球界を変えられる投手」と絶賛する。昨季は楽天・田中将や則本、今季はここまで楽天・岸や日本ハム・上沢らの主力投手と対戦。今回は160キロ超えの両右腕の対決が実現するか注目される。

 前日には高校日本代表で同僚だった阪神・西純が巨人戦に7回1失点で今季初勝利を飾った。「今年初登板で、本当に凄い投球だった。(自分も)しっかり長い回を投げられるように、いい準備をしたいと思います」。たっぷりと刺激も受け、20歳の怪物は心身ともに充電を完了させた。(横市 勇)

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