巨人・原監督 2回9失点の赤星を4回まで「どこかで温かい目で見守りながら、厳しく育てる」

[ 2022年5月3日 17:25 ]

セ・リーグ   巨人3―12広島 ( 2022年5月3日    マツダ )

<広・巨>4回途中、降板する赤星(31)(左は原監督)(撮影・奥 調)
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 首位の巨人は今季ワースト12失点で今季初となる4連敗。先発したドラフト3位右腕・赤星が2回までに9失点するなど序盤に大量失点したことについて問われた原辰徳監督(63)は「1イニング4アウトというのは投手にとってつらいだろうけど、まあ、なんとか2点ぐらいで抑えてほしいというのはあったけどね」と広岡の失策が絡んだ初回の6失点についてまずは振り返った。

 赤星は初回に34球を投げて6失点。だが、2回も続投し、3回の打席にも入り、結局、4回途中11安打12失点(自責3)でのKOとなった。2回以降も続投させたことについて、6連戦の初戦ということもあったのかと問われると「いやぁ…」と苦笑いしながらうなずいた原監督。「やっぱり3、4、5イニングぐらい投げてくれないとね。やっぱり先発ピッチャーですからね」と続けた。

 この日の赤星の球速は初回の147キロが最速で、2回が145キロ、3回が143キロ、4回が141キロと徐々にスピードを失った。「まあ、本来のピッチング…ではないと思うね。もうちょっとコンディションが本来ならば上がる投手でしょうね」と指揮官。守備でも、主将を務める坂本が5月1日に右膝内側側副じん帯損傷と診断されて今季初めて登録抹消となったことが響いた。代わりに遊撃でスタメン起用された広岡が初回にピンチを広げる失策を犯して大量6失点のきっかけをつくると、4回にはこの回途中から遊撃守備に入ったばかりの増田大が2点適時失策。2回には赤星が無人の一塁ベースへ悪送球、4回には岡本和も三ゴロをファンブルと4回までに出た4失策がいずれも失点に絡んで大量失点となった。

 「最初に言ったように4アウトというのはね」と原監督。「まだまだスタートしたばかりだから彼(赤星)は。どこかで温かい目で見守りながら、厳しく育てるということでしょうかね」と話していた。

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2022年5月3日のニュース