巨人・桑田コーチ「どうしてもプロの壁ってあるんで、僕も経験してる」 登録抹消明言も赤星気づかう

[ 2022年5月3日 17:55 ]

セ・リーグ   巨人3―12広島 ( 2022年5月3日    マツダ )

<広・巨>2回1死一塁、坂倉の投内野安打を捕球した赤星(左)は一塁に悪送球 (撮影・奥 調)
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 巨人の桑田真澄投手チーフコーチ(54)は試合後、2試合連続で大量失点したドラフト3位右腕、赤星優志投手(22=日大)を登録抹消することを明言した。

 赤星は前回登板した4月24日の中日戦(バンテリンD)で3回途中7安打6失点(自責6)KO。そこから中8日で先発したこの日の広島戦(マツダ)ではバックの守備に足を引っ張られたこともあって初回に6失点、2回に3失点と序盤で9失点し、結局、4回途中11安打12失点(自責3)でKOされた。

 「ちょっと疲れを感じたんで(登板間隔を)空けたんですけど」という桑田コーチは「まあ、疲れと、あと精神、メンタルのね、部分でも。ちょっと底に来てるのかなと思って。1回抹消します」と登録抹消を明言。「それで、リフレッシュして、また、彼の復活を待ちます」とすでに2勝しているドラフト3位右腕の奮起に期待を寄せた。

 また、疲れの部分というのは制球力や球威か、との質問には「まあ、両方出てますね」とし「スピードも落ちてますし、彼の持ち味であるコントロールもね、ちょっとぶれてきているので。ボールとストライクがすごくはっきりしているので。もう一度、1回休んで、どうしてもプロの壁ってあるんで、僕も経験してるんでね。またなんとか彼にはその壁を乗り越えて、一回り大きくなって戻ってきてもらいたいなと思います」とも話した。

 初回、1番・堂林に最初に打たれた安打は2ストライクと追い込んでからの3球目を打たれたもの。もったいなかったとの指摘には「ねえ。あの辺がやっぱり気持ち、メンタルだと思うんですね。そういった面でもまた、僕もジャイアンツ球場に行って、ドーム行く前にね、寄って彼のケアもしていきたいなと思います」とした桑田コーチ。2回で9失点した後も続投させたことについては「やっぱり先発ピッチャーってそれだけの責任があると思うんですよね。中6日空けて、ローテーションピッチャーというのは、やはりゲームをつくるという大きな責任があるので。苦しいだろうけど、頑張ってこいということで背中を押してきたんですけどね、やっぱりプロは厳しいですよ。ね。まあ、でも、そういう中で乗り越えていってもらいたいなと思います」と話していた。

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2022年5月3日のニュース