大商大が開幕8連勝 ドラフト候補左腕・伊原が6回無失点

[ 2022年5月3日 16:29 ]

関西六大学野球第5節   大商大2―0大経大 ( 2022年5月3日    わかさスタジアム京都 )

<大商大・大経大>力投する大商大先発の伊原 
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 大商大が開幕8連勝を飾って勝ち点を4に伸ばし、優勝へ大きく前進した。今秋ドラフト候補左腕の伊原陵人投手(4年)が6回を4安打無失点。7回から救援した高太一投手(3年)も3イニングで5三振を奪う力投で完封リレーを完成させた。

 大経大の最速152キロ右腕・才木海翔(4年)とともに、プロ注目投手同士の投げ合いとなった一戦。1時間50分という試合時間が示すように、白熱した投手戦を制した伊原は「真っすぐが走っていたので押していった。狙って取れたフライアウトも多かった。才木からなかなか点を取れないのはわかっていたので、なんとかゼロで抑えられてよかった」と振り返った。

 4月25日の大院大戦が終わってから、富山陽一監督に第2戦の先発を志願していた。前日2日の1回戦で9回の1イニングを投げ3者凡退。いい感触を残したまま真っさらなマウンドに上がった。3回2死一、二塁のピンチを招くとマウンド上で深呼吸。

 「ピンチになると打たれたくないと思ってしまう。だからこそ冷静になったり、間の取り方だったりが大事になる」

 富山監督に教わったようにして落ち着きを取り戻し、後続を打ち取った。

 昨秋のリーグ戦では、龍谷大2回戦で先発も、3回途中4失点KO。勝ち点を落とし、自身が大商大に入学後、初めて優勝を逃した。

 「自分のピッチングで負けてしまった。やられたものはやり返したい」

 第3試合で龍谷大が京産大に敗れると優勝は決まるが、それには関係なく龍谷大にリベンジしての完全優勝を狙う。

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2022年5月3日のニュース