巨人ドラ3赤星まさか…4回途中、自己ワースト12失点KOも自責点は3 3連敗中の巨人、坂本不在が響く

[ 2022年5月3日 15:44 ]

セ・リーグ   巨人―広島 ( 2022年5月3日    マツダ )

<広・巨>4回途中、降板する赤星(撮影・河野 光希)
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 巨人のドラフト3位右腕、赤星優志投手(22=日大)が広島戦(マツダ)でプロ6度目の先発登板。初回に6失点、2回に3失点と序盤で9失点しながらも続投し、結局4回途中11安打12失点(自責3)でKOされた。

 3回途中6失点KOから、通常より少し間を空けた中8日。初めて敵地・マツダのマウンドに上がった赤星だったが、初回からいきなり打ち込まれた。1番・堂林にカットボールを中前打され、犠打と遊撃・広岡の失策で1死一、三塁。主砲・マクブルームはフォークで空振り三振に仕留めて2死としたが、続く坂倉に内角高め直球を中前適時打されて先制を許すと、ここから次々に打ち込まれた。

 中村健には真ん中に入ったカーブを左中間への適時二塁打とされて2失点目。小園に四球を与えて2死満塁とした後、プロ2年目で初スタメンとなった矢野には初球の真ん中直球をプロ初安打初打点となる中前2点適時打されて広島に4点目が入り、さらには相手先発左腕・床田にもカットボールを右翼線への2点適時二塁打とされて初回6失点となった。

 初回だけで34球。エース菅野が負傷により登録抹消中で、6連戦初戦とあって2回も続投となったが、先頭の上本に左中間二塁打されると、1死三塁からマクブルームに初球の内角高め直球を右前適時打されて7失点目。坂倉のボテボテのゴロは赤星自ら処理したものの、無人の一塁ベースへ送球してオールセーフとなった。そして、2死二、三塁から打率・153の小園に初球の真ん中カーブを左中間へ2点適時二塁打され、9失点目。だが、3回の打席にも入り、続投となった。

 そして、1―9で迎えた3回は1死から堂林に死球を与えるも無失点。だが、4回は1死から岡本和の失策で坂倉を塁に出すと、中村健、小園に連打されて1死満塁。ここで原辰徳監督(63)がベンチを出て投手交代を告げた。2番手として登板した左腕・大江は矢野の投ゴロを好守で本塁アウトにしたが、床田の遊ゴロを赤星降板と同時に遊撃へ入っていた増田大が悪送球して2点適時失策。赤星の失点は12にふくらんだが、4失策が絡んだため自責点は3となった。

 赤星は前回登板した4月24日の中日戦(バンテリンD)では7安打を浴び、プロ最短の3回途中、プロ最多の6失点でKO。3回までに6点と大量援護をもらいながら悔しいマウンドとなり、チームも6―7で敗れて連勝が6で止まった。中6日ではなく中8日で満を持して上がったマウンドだったが、2試合連続大量失点により早々にKO。この日のイニングの合間には桑田真澄投手チーフコーチ(54)が柔和な表情で赤星に何度も話をする場面があったが、ピンチでタイミング良くマウンドに歩み寄る坂本不在を強く感じる1戦となった。

 赤星は4月3日の阪神戦(東京D)で7回4安打2失点と好投し、セ・リーグ新人一番乗りとなるプロ初勝利。同17日の阪神戦(甲子園)でも7回途中4安打1失点と好投してプロ2勝目をマークしていた。

 ▼赤星 先発として試合がつくれずチーム、中継ぎの方に迷惑をかけてしまい申し訳ないです。

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2022年5月3日のニュース