東洋大姫路 高知に敗れ初戦突破ならず 勇退の藤田監督は選手の追い上げに「こみあげるものがありました」

[ 2022年3月21日 16:34 ]

第94回選抜高校野球大会第3日第3試合 1回戦   東洋大姫路2-4高知 ( 2022年3月21日    甲子園 )

<東洋大姫路・高知> 高知に敗れ、甲子園をあとにする東洋大姫路・藤田監督 (撮影・平嶋 理子)
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 第94回選抜高校野球大会第3日は21日、阪神甲子園球場で1回戦が行われた。第3試合では14年ぶり8回目の出場となる東洋大姫路(兵庫)が高知に2―4で敗れた。

 先発・森は4回までは1安打投球で完投。だが5回に1死一、三塁に1番・山下に左翼線適時二塁打、なおも2死二、三塁に3番・高橋友に右前2点適時打を浴び3点を失った。6回にも2死三塁に遊失で1点を失った。

 打線は4点を追う8回、敵失と3番・賀川の右越え二塁打で1死二、三塁に4番・山根が右翼線適時二塁打を放ち2点を返したが及ばなかった。

 東洋大姫路は1977年選手権、高知は1964年選手権、1975年選抜と全国制覇を経験。オールドファンも喜ぶ「名門対決」で敗れ、3月末で勇退する藤田明彦監督に白星を贈ることはできなかった。

 ▼東洋大姫路・藤田監督 初回にレフトの超ファインプレーがあって流れが来るかなと思ったけれども、特に攻撃面、チャンスが前半にあってあそこで点が取れなかったのが痛かったですね。(退任については)感無量です。最後、選手たちが2点を取ってくれたとき、胸にこみあげるものがありました。選手たちの思いが伝わってきました。(自身が16歳で甲子園に来た時のことを思い出しながら)選手たちは本当によく頑張ってくれました。

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