巨人ドラ1大勢 OP戦7試合目で初黒星 MAX157キロも初の自責点1 防御率0・00→1・35に

[ 2022年3月21日 17:15 ]

オープン戦   巨人3―4楽天 ( 2022年3月21日    東京D )

<オープン戦 巨・楽>9回1死二塁、田中和(左)に勝ち越しタイムリー三塁打を浴びた大勢。中は広岡(撮影・森沢裕)
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 巨人のドラフト1位ルーキー右腕、大勢(本名:翁田大勢)投手(22=関西国際大)が楽天戦(東京D)にリリーフ登板。7試合目のマウンドでついに自責点1が刻まれ、初の敗戦投手となった。

 大勢は3―3で迎えた9回に5番手として登板。先頭の茂木を2球連続152キロで攻めて遊ゴロに打ち取ると、続く安田には150キロ~157キロのオール直球で5球を投げるも四球で出塁を許した。代走・小郷が田中和の初球に二盗。大勢は田中和に153キロ~155キロの速球とフォークでフルカウントとしたが、7球目のフォークを打ち返され、打球は前進守備の右中間を抜けて三塁打に。小郷が本塁生還を果たしたこの1点が楽天の決勝点となった。

 大勢は試合前までの6試合で計6回を投げ2安打1失点だったが、自責点はゼロ。この失点が初の自責点となり、防御率は試合前の0・00から1・35となった。なお、2死二塁から山崎に左前打を打たれたが、これは左翼を守っていた松原のノーバウンド送球で二走・西川が本塁タッチアウト。2点目は許さなかった。

 大勢はオープン戦初登板となった3日の西武戦(東京D)で投げた初球がいきなり155キロを計測。6日の日本ハム戦(札幌D)では自己最速を更新する158キロをマークした。開幕カードの前哨戦となった16日の中日戦(バンテリンD)では最速156キロの速球を武器にわずか9球で3者凡退。18日のロッテ戦(東京D)では再び9球でオープン戦初セーブをマークした。

 この日の投球内容は1回で打者5人に対して18球を投げ、2安打1失点。奪三振はなく、1四死球、直球のMAXは157キロだった。

 【巨人・大勢のオープン戦全登板】
3日 西武戦 1回0安打0失点 MAX155キロ
6日 日本ハム戦 1回0安打0失点 MAX158キロ
9日 ソフトバンク戦 1回1安打1失点(自責0) MAX155キロ
11日 オリックス戦 1回0安打0失点 MAX155キロ
16日 中日戦 1回0安打0失点 MAX156キロ
18日 ロッテ戦 1回1安打0失点 MAX155キロ
21日 楽天戦 1回2安打1失点(自責1) MAX157キロ

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