マエケン 5回途中5失点で5敗目 右前腕の張り訴え降板

[ 2021年8月22日 10:13 ]

2回、マウンドでの前田健太(AP)
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 ツインズの前田健太投手(33)が21日(日本時間22日)、ニューヨークでのヤンキース戦で今季21度目の先発登板。ゲリット・コールとの投げ合いで、4回までは0-1の接戦だったが、5回に右前腕の張りが強くなり、制球を乱したため88球で降板した。4回1/3を投げ、4安打5失点、5三振1四球2死球1暴投で5敗目(6勝)を喫した。防御率は4・66。チームは1―7で負け、3連敗。

 2回先頭の5番オドルにスライダーを投げて死球、6番ボイドに89マイル(約143・2キロ)の高め直球を左前打。2死一、三塁のピンチに、9番ウェードに84マイル(約135・2キロ)のチェンジアップを左前適時打で先制点を許した。5回は1死から再びウェードに81マイル(約130・3キロ)のスライダーを三塁手の頭上を越すポテンヒット、ウェードは快足を飛ばして二塁打にした。1番ラメーヒューは3-2から90マイル(約144・8キロ)の4シームを右前打で、1死一、三塁のピンチ。2番リゾには3-0となったあと、スライダーが死球となり1死満塁。3番ジャッジの時に、2-0から投げたスライダーがワイルドピッチとなり三走のウェードの生還を許したあとに四球。4番スタントンへの初球の直球も高めに外れたところで、前田は前腕の張りを堪えられなくなり、ベンチを呼んだ。監督、トレーナーがマウンドに来て、話し合いの末、降板となった。

 2番手ガルシアが続くスタントンに2点適時二塁打を許し、前田の自責点は5に。

 試合はヤンキースが7-1で勝ち、前田は5敗目を喫した。ロコ・バルデリ監督は試合後「前腕の張りは今季はずっと出ていたが、対処しながら投げていた。今日は序盤ピッチングの内容は良かったが、5回は制球を乱しおしまいの方はかなりきつそうだったから、降板させないとと思った」と説明した。前田はこれからMRIなどのテストを受ける。

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