盛岡大付・関口監督「挑戦権を得たので頑張りたい」 3回戦で「苦手」関西勢倒し、東北悲願の大旗に近づく

[ 2021年8月22日 18:48 ]

第103回全国高校野球選手権大会   盛岡大付4ー0沖縄尚学 ( 2021年8月22日    甲子園 )

<盛岡大付・沖縄尚学>8回1死、ソロ本塁打を放つ盛岡大付・小針(撮影・河野 光希)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第9日は22日、甲子園球場で2回戦が行われ、盛岡大付(岩手)が沖縄尚学を4-0で下し、3回戦進出を決めた。先発・渡辺が被安打わずか1の2試合連続完封を演じ、打線も4番の小針が先制適時打&ダメ押し弾と投打の柱が甲子園で躍動。8強入りした2017年以来となる3回戦進出に、関口清治監督も充実感を表情に浮かべた。

 「(渡辺の)連続完封はイメージしていなかったので、驚いています。ただ、大崩れするような投手じゃないので、連打されなければ、と思っていた。(8回に)初安打が出た時はホっとしたような感じ。打線も2巡目になって、外野が深かったので、大きいのを狙わず、確実に単打を狙うような打撃を心掛けたのが良かった」

 2点リードのまま迎えた8回には、主砲の小針、新井と1イニング2本塁打の長打攻勢。「最高の追加点でした」。振り返る声が少し弾んだ。

 ベスト8進出へ、3回戦の相手は23日に行われる大阪桐蔭―近江戦の勝者が相手となる。

 「以前は東北が関西に勝つというのは考えられなかった。挑戦権を得たので頑張りたい」

 岩手県勢の対関西勢の甲子園戦績は9勝30敗。「苦手」を克服した先に、東北悲願の大旗が待っている。

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