大雨被害の故郷に届けた二刀流の活躍 2打点&粘投の長崎商・城戸が誓った使命「みなさんにパワーを」

[ 2021年8月22日 16:47 ]

第103回全国高校野球選手権大会   長崎商6ー2専大松戸 ( 2021年8月22日    甲子園 )

<長崎商・専大松戸>力投する長崎商先発の城戸(撮影・河野 光希)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第9日は22日、甲子園球場で2回戦が行われ、長崎商が専大松戸(千葉)に6―2で快勝し、3回戦進出。投打に渡る活躍で、チームを勝利へ導いた城戸がヒーローインタビューで声を弾ませた。

 「強い相手に勝ててうれしい」

 宮城の右犠飛で先制した直後の初回1死一、三塁。スライダーをとらえた一撃は中前に抜け、スコアボードに2点目が刻まれた。同点で迎えた5回2死一、三塁の好機でも、遊撃へ適時内野安打。「つなぎ」の意識が、この回の3得点を呼び込んだ。

 「低い打球をしっかり打ち返せるような練習をしてきた。一発で仕留められて良かった」

 2安打2打点の働きに、声が弾む。投手としても、先発で5回2失点。しっかりゲームを作り、2番手の田村に力強くバトンを渡した。

 「(大雨で被害の大きかった長崎県の)みなさんにパワーを与えられるように頑張りたい」

 しっかり前を見つめ、城戸は快進撃を誓った。

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