ロッテ・ルーキー鈴木 開幕5試合目で念願のプロ初勝利 お立ち台で「最高です」

[ 2021年4月25日 17:26 ]

パ・リーグ   ロッテ8―5ソフトバンク ( 2021年4月25日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ(6)>井口監督からプロ初勝利を祝福される鈴木(右)(撮影・長久保 豊)
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 ロッテのドラフト1位ルーキーの鈴木昭汰投手(22)が7回途中2失点。チームは8-5でソフトバンクを下し、鈴木は今季5試合目の登板にして念願のプロ初勝利を挙げた。

 この日は6回1/3を9安打されながらも2失点と粘りの投球をみせた。野手陣も安田、山口の2発を含む2桁安打で大量援護した。9回はソフトバンクに猛追されるも振り切った。

 試合後、鈴木は「なかなか勝ててなかったんですけど、今日勝ててうれしい」と喜びを爆発させた。

 法大出身の鈴木は昨年ドラフト1位で入団。力強い直球と鋭いスライダーを武器に強気のピッチングを貫き、開幕ローテ入りを果たした。3月28日のソフトバンク戦でプロ初先発。5回1安打2失点と試合を作ったがチームはサヨナラ負け。4日の日本ハム戦で7回2安打無失点で11三振奪うも勝ち負けつかず。11日の西武戦で5回3安打2失点に抑えるも、プロ初黒星。18日のオリックス戦では6回5安打2失点にまとめるも勝ち負けはつかずと、勝ち星が遠かった。

 鈴木との一問一答は以下の通り。

 ――かなりうれしかったですか?
 「とてもうれしかったです」

 ――今日のピッチングを振り返って。
 「自分もとても調子が良くてどんどん行けたんですけど、7回になって少し球が甘くなったりして、途中で交代してしまったのは少し反省点。とてもよく投げられたと思います」

 ――なかなか勝ちがつかないこの1カ月はどう考えていたか?
 「勝ち負けっていうのは後でついてくるので、自分は自分のできることをしっかりやっていこうと思って常にマウンドにあがっていました」

 ――野手陣が点を入れたときベンチで見ていてどんな気持ちだったか?
 「とても心強かったですし、今日も野手の方にたくさん助けられて投げることができました」

 ――完投は頭をよぎったか?
 「自分は目の前のバッターを1人1人投げ抜くだけだと思ってそういうことは考えずに腕だけ振ってました」

 ――本拠地でのお立ち台は?
 「最高です」

 ――ウイ二ングボールは。
 「両親に渡したいと思います」

 ――自己紹介を。
 「鈴木昭汰です。これからもチーム一丸となってリーグ優勝日本一なれるように頑張ります。応援よろしくお願いします」

 ▼井口監督 しっかりと鈴木が投げてくれたと思いますし、ずっと打線が援護できてない試合が多かったんで、今日はしっかりと援護できてみんなホームランも含めて出たのがよかったなと思います。とにかく積極的に打っていこうと打線が機能してくれたので良かったと思います。ずっといいピッチングをしてくれてたんで、なかなか打線で援護できてなかったんで。そういう意味では必ずルーキーに初勝利をとみんなで言って試合に臨みました。いい形で初勝利をプレゼントできたと思います。

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