オリ、効率野球で逆転勝ち 5安打で4得点 吉田正V打「甘いところを打てた」

[ 2019年5月26日 05:30 ]

セ・リーグ   オリックス4―1楽天 ( 2019年5月25日    楽天生命パーク )

試合後、ファンの声援に応える吉田正 (撮影・白鳥 佳樹)
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 勝てば何でもええで――。オリックスは、1桁安打こそ22試合連続まで伸びたが、5安打で4得点を挙げる効率の良い攻めで10度目の逆転勝ちを収めた。

 決めたのは吉田正だ。同点の8回1死満塁、宋家豪のチェンジアップを振り抜いた打球は高いバウンドで一塁手の頭上を越え右翼へと抜ける2点適時打。「昨日もチェンジアップでやられていたし、浮いてきた甘いところを打ててよかった」と白い歯を見せた。

 試合前まで得点圏打率・243。初回の2死二塁でも三ゴロに倒れており汚名返上に燃えていた。「チャンスで回ってきたら、いつでも応えられるように結果を出していきたい」。4番として喜びも一瞬にとどめ、次を見据えた。

 西村監督もホッと一息だ。「もっと早く点を取ってあげないといけないが、岸も良い投手だから」。復帰戦となった楽天・岸に6回まで2安打無得点に抑えられていたが、7回にロメロの同点弾で息を吹き返した。8回も無死一塁で小田が送りバント失敗(記録は捕ゴロ)し、流れが止まりかけたが小田の二盗で流れを呼び戻し勝ち越しにつなげた。1死一、二塁から大城の遊撃へのゴロで一塁走者・中川が激走し野選になる好プレーもあった。打てなくても勝てる――。お手本のような勝ち方だった。(鶴崎 唯史)

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2019年5月26日のニュース