西武・秋山、前日最終打席から3打席連発!今季初の5連勝貢献

[ 2019年5月26日 05:30 ]

パ・リーグ   西武7―5日本ハム ( 2019年5月25日    メットライフD )

2回無死、2打席連続のソロ本塁打を放つ秋山(撮影・尾崎 有希)
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 4回の第3打席。4打席連続本塁打のプロ野球タイ記録がかかっていたが、西武・秋山は強振はせず、左前に運んだ。安打製造機らしい流し打ちだった。

 「(本塁打を)狙って打つ人間じゃないので、次にしっかりつなぐことを考えていた。ああいう打球になって良かった」。1番打者は初回、同じ逆方向の左翼席最前列へ今季初、通算17本目となる先頭打者弾を放った。「手応えはなかった。あんなに飛ぶとは思わなかった」。この回一挙4点の先制劇につなげると、2回も再び先頭で今度は右越えに9号ソロを放った。前日の最終打席でも一発を放っており、自身初の3打席連発となった。

 不動の3番だった浅村が楽天に移籍。今季、秋山は開幕から3番を任された。4月までは打率・232。辻監督も「こんなに不調な秋山は見たことがない」と漏らし、17日のオリックス戦から昨季までの1番に戻した。

 秋山自身も望んでいた「指定席」。5日前、遠征先の沖縄での練習日にこう言った。「1番は気が楽。球を見るか、塁に出るかの2択だと思うので」。長打も求められる3番とは違う出塁優先の立ち位置。1番定着後は7試合連続で安打を放ち、32打数18安打で驚異の打率・563。この日も含め、4安打を2度も記録した。スイングに鋭さも増し、自然と長打も増えてきた。

 日本ハムに競り勝ち、今季最多の5連勝で2位に浮上し、首位・ソフトバンクに1ゲーム差に詰め寄った。秋山も打率・326としてリーグ3位に浮上。安打製造機が本領を発揮し、昨季王者も波に乗ってきた。 (武本 万里絵)

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2019年5月26日のニュース