ロッテ清田、挽回V弾!4戦連発の5号「打った瞬間に入ったと思った」

[ 2019年5月26日 06:10 ]

パ・リーグ   ロッテ4―3ソフトバンク ( 2019年5月25日    ZOZOマリン )

7回1死二塁、清田は逆転となる左越え本塁阿を放つ (撮影・西川祐介)
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 打球は左翼席中段まで飛んだ。1点を追う7回1死二塁。ロッテ・清田はボール気味の高めの直球を叩くと、右手を突き上げた。

 「打った瞬間に入ったと思った」。自身初の4試合連続本塁打。球団の日本人では、井口監督が現役時代の09年にマークして以来10年ぶりだ。しかも逆転の5号2ランだった。

 7試合連続で井口監督から「3番」で起用された。「僕がプロ野球選手になったときから、3番を打っていた憧れの選手。自主トレでもお世話になった。結果を出して恩返ししたい」。4回1死満塁では一ゴロ併殺打に終わっただけに名誉挽回に燃えていた。午後3時21分頃、4回攻撃中に震度4の地震で1分間の中断もあった千葉の本拠地での試合。一振りで決着をつけた。

 15年に打率・317をマークしたが、最近3年間は打率2割台前半に沈んだ。今季はオープン戦から代打が多かったが、「シーズンに入っても1打席を大切にしている」と代打の経験を生かし、規定打席不足ながら打率・329で再び打線の中軸に座っている。

 昨オフから個人トレーナーと契約。「腹圧」にも取り組む。「ウオーミングアップでも呼吸トレーニングを入れている」とおなかを膨らませたまま息を吸って、一気に吐き切ることで体幹の安定感が増した。勝率5割に戻し、4位ながら首位ソフトバンクと2・5ゲーム差。井口監督も「いいところできっちりとやってくれる」と33歳のベテランを称えた。(横市 勇)

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