ヤクルト泥沼10連敗 村上外し裏目…ベテラン大引が痛い失策

[ 2019年5月26日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト3―10中日 ( 2019年5月25日    神宮 )

歓喜の中日ナインを横目にグラウンドを後にする小川監督(撮影・村上 大輔)
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 負の連鎖が止まらない。ヤクルトはミスが失点に直結し、17年の14連敗以来の10連敗で5位転落。ソロ3発の3点に終わった小川監督は「ホームランしか得点できない。うまくいかないことばかり。切り替えて明日も頑張るけど…。いつも同じことばかり言っているか」と自虐的に話した。

 苦渋の決断が裏目に出た。12本塁打、34打点のチーム2冠・村上を先発から外し、三塁にベテランの大引を起用。11失策の村上の守備を考慮したが、2―4の7回無死一、二塁でビシエドの三ゴロに併殺を焦った大引がファンブル。ピンチを広げ、1点を追加された。初回にも遊撃・太田の失策から先制点を許した。12球団ワーストの43失策。連敗中は18失策と、エラーが致命傷になっている。

 1点を追う5回1死満塁では山田哲の鋭い打球が三直になり、二塁走者が帰塁できずに併殺になる不運もあった。初回に一発を放った青木は「これが野球の怖いところ。相手はいい場所に打球が飛ぶけど、うちはライナーとか…。とは言っても引き下がるわけにはいかない」と話した。(伊藤 幸男)

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2019年5月26日のニュース