佑、リリーフで劇勝呼んだ!敗色ムード一変「抑えることができてよかった」

[ 2019年3月30日 05:39 ]

パ・リーグ   日本ハム7―3オリックス ( 2019年3月29日    札幌D )

<日・オ1>8回に登板し無失点に抑えた斎藤(撮影・高橋茂夫) 
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 流れを変え、勝利に貢献した。プロ9年目に中継ぎで初の開幕1軍を果たした日本ハム・斎藤が開幕オリックス戦で2点を追う8回に登板して無失点。直後にチームは同点に追いつき、延長10回にサヨナラ勝利を飾った。

 「やっぱり開幕戦は空気が違う。緊張したけど、ゼロに抑えることができてよかった」

 点差は2点ながら山岡に快投を許し敗色ムードの8回。マウンドの斎藤は緊張しながらも「とにかく無失点に」と自らに言い聞かせ右腕を振った。T―岡田の右前打に暴投も絡み2死三塁とされたが、最後はセーフティーバントを仕掛けてきた安達のゴロを難なく処理してピンチを脱した(記録は投ゴロ)。

 斎藤にしかできない役割がある。名前をコールされた際は4万を超える観衆が沸いた。知名度抜群で抑えればチームも盛り上がる。この日は、まさに敗色濃厚のムードが変わるきっかけをつくった。

 「まだ1試合。シーズンを通して続けることが大事」と斎藤。過去3年間でわずか1勝。背水の覚悟で臨むシーズンが幕を開けた。(山田 忠範)

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2019年3月30日のニュース