大分・松尾監督 大敗に男泣き「試合開始から”圧”を感じた。完敗です」

[ 2019年3月30日 16:10 ]

第91回選抜高校野球大会2回戦   大分4―13明石商 ( 2019年3月30日    甲子園 )

<大分・明石商>明石商に敗れ、涙をこらえる大分・松尾監督 (撮影・成瀬 徹)   
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 2本塁打を喫しての大敗後、大分・松尾篤監督(45)は眼鏡を外し、涙をぬぐって取材に応じた。「悔しい。もっと選手ができると思ったんですけど…。申し訳ない」と切り出すと、全国の壁をあらためて痛感したと振り返った。

 「あれが全国で勝てるチーム。試合開始から”圧”を感じた。完敗です。明石商は投手、打撃とも1枚も2枚も上。投手陣は140キロ台だけでなくキレがある」。初回、遊撃後方の飛球を内野陣が交錯し落球。普段は考えられない失策から先制点を失った。「声が届かなかったんでしょうね。それが甲子園」。地に足がつかないナインは、攻撃面でも計3度の走塁死と流れを手放し、一方的な試合展開となった。それでも12点差の8回、3点を返す意地はみせた。

 「明確な目標ができました。明石商に勝てるよう、選手が大分に帰ってどう考え、どんな練習法を言い出すのか楽しみです。今までやってきた練習の精度をさらに上げていきたい」と松尾監督。甲子園初出場で「1勝」と「完敗」を手土産に、さらなる飛躍を目指す。

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2019年3月30日のニュース