雄星、米国&本拠地デビュー 6回3失点で降板 メジャー初被弾も…初勝利の権利

[ 2019年3月30日 13:13 ]

ア・リーグ   マリナーズ―レッドソックス ( 2019年3月29日    シアトル )

レッドソックス戦に先発したマリナーズの菊池雄星。米国本土&本拠地デビュー(AP)
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 マリナーズの菊池雄星投手(27)が29日(日本時間30日)、メジャー移籍後2試合目、米国本土&本拠地デビューとなるレッドソックス戦に先発。6回86球を投げ、4安打3失点(自責2)、5奪三振無四球で、勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。

 大きく息を吐くなど、少し緊張した表情で、本拠地Tモバイル・パークの初マウンドを踏んだ菊池。初回、先頭のベニンテンディに対して、注目の初球は149キロの直球。変化球を交えカウント2-2と追い込むと、最後はスライダーで空振り三振に仕留めた。続くベッツは右飛、3番マルティネスも151キロの直球で右飛に抑え、3者凡退の上々の立ち上がりを披露した。

 その裏、先頭のスミスが、さらに、1死からサンタナがソロ本塁打を放ち、早くも2点の援護受けたが、2回、先頭の4番ボガーズに、2球目の146キロの直球を左翼席に運ばれ、本拠地で許した初安打がメジャー初被弾に。それでも、ヌネス、ディバースを連続空振り三振に仕留めると、トラビスには右前打を浴びたものの、ブラッドリーはスライダーで空振り三振。この回、空振り三振で全アウトを奪ってみせた。

 直後に、2死からナルバエスのソロ本塁打で再びリードが2点となった3回は中飛、左飛、三ゴロで3者凡退。4回は、第1打席でソロ本塁打を許したボガーズを遊ゴロに打ち取るなど、この回も3人で抑えた。
 
 味方打線が4回に3点を加え、5点リードで迎えた5回。遊撃失策と安打を許して無死一、三塁のピンチ。ブラッドリーの併殺打の間に1点を失ったが、続くバスケスを二飛に打ち取った。6回2死からマルティネスに中越えソロ弾を浴び、この日2本目の本塁打を許したが、続くボガーツをスライダーで空振り三振に仕留め、大きく息を吐いた。

 メジャー初登板となった21日のアスレチックス戦(東京ドーム)では、勝利投手の権利まであと1死と迫りながら降板したが、この日は勝利投手の権利を持ってマウンドを降り、ベンチでもチームメートに労われた。

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