阪神・糸井、広島3連戦へ闘志「頑張ります」ジョンソンは好相性

[ 2018年9月4日 05:30 ]

阪神・糸井(撮影・大森 寛明)
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 福留と同じく、逆襲への希望は阪神の4番を打つ糸井のバットに詰まっている。独走する広島戦に向けて「頑張ります」と一言に闘志を込めた糸井は、敵地マツダでも結果を残している。

 昨季まで通算81打数29安打の打率・358、2本塁打、9打点。今季に限れば22打数6安打の同・273、1本塁打、4打点だが、まだ5試合しか消化しておらず、ここから上がっていくはずだ。

 4日に対戦する相手先発・ジョンソンとは前回対戦した8月14日に3打数3安打など今季、12打数8安打の打率・667、1本塁打、4打点。通算でも22打数11安打の同・500と圧倒的な数字を残す。

 セ・リーグに来てから、糸井の前には常に広島が立ちはだかってきた。昨季の同時期(9月5〜7日)にあった敵地での3連戦ではまさかの逆転サヨナラ負けを含む3連敗を喫し、わずかに残っていた自力優勝の可能性を消された。オフには「2位という結果に終わって、頂点がすぐそこに見えているようで、まだ遠い。なんとか広島を倒してテッペンを取りたい」と誓い、迎えた今季。悲願達成は現実的ではないが、負けていい試合などない。

 8月以降は24試合に先発し、無安打は6試合のみ。夏場もバテる様子を見せずに乗り切った規格外の37歳が、優勝間近に迫った王者に意地の“待った”をかけてくれるはずだ。(巻木 周平)

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2018年9月4日のニュース