広陵、打撃戦制し10年ぶり決勝進出!中村2発7打点で本塁打&打点の大会新記録

[ 2017年8月22日 12:39 ]

第99回全国高校野球選手権大会準決勝   広陵12―9天理 ( 2017年8月22日    甲子園 )

<天理・広陵>5回無死、同点本塁打を放つ広陵・中村
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 第99回全国高校野球選手権大会準決勝が22日、甲子園球場で行われ、第1試合は広陵(広島)が12―9で天理(奈良)との打撃戦を制し、2007年以来10年ぶりの決勝進出。今秋ドラフト1位候補・中村奨成捕手(3年)は2本塁打を放って今大会6本塁打とし、1大会個人最多本塁打記録を更新した。

 広陵は初回1死二塁から中村が天理先発・碓井涼の初球をとらえてバックスクリーンに運び、先制2ラン。3回に同点とされたが、4回1死二塁から山本の適時二塁打で勝ち越した。

 その裏に2点を奪われ逆転を許したが、5回に中村の中越えへソロで同点。6回に5回から登板のエース・平元が中前適時打を放って再び勝ち越しに成功した。7回には2死満塁から中村が走者一掃の左越え適時二塁打、9回には丸山のソロ、中村の適時打などでダメを押し、最後まで攻撃の手を緩めなかった。

 この日2本塁打の中村はこれで今大会6本塁打とし、1985年に清原和博(PL学園)がマークした1大会個人最多本塁打記録を更新。なお、この試合7打点で今大会通算17打点とし、大会最多打点記録も更新した。

 投げては先発・山本が5回途中9安打4失点。後を受けた平元は投打にわたる活躍でチームの勝利を引き寄せた。

 天理は広陵に並ぶ19安打をマークも競り負けた。先発・碓井涼は6回途中12安打5失点(自責4)。後続も中村の本塁打で勢いづいた広陵打線を止められず。全国制覇を成し遂げた90年以来27年ぶりの決勝進出はならなかった。

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