3代続けて天理で甲子園 2年生右腕 デビューは100回大会に

[ 2017年8月22日 21:02 ]

第99回全国高校野球選手権大会第13日準決勝   天理9―12広陵 ( 2017年8月22日    甲子園 )

<天理・広陵>9回無死、天理・森本の適時打で生還した神野(左)を出迎える小西
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 今大会での登板は、ついになかった。それでも天理の右腕、小西幸希投手(2年)にはあと2回、甲子園に来るチャンスがある。「(2018年の)100回大会に出てほしい」というのは、小4のときに亡くなった祖父の願いでもある。

 親子3代で天理のユニホームを着て甲子園に出場したことは、小西家の誇り。父の宏親さんは69回大会で一塁手。幼い頃によくキャッチボールをしてくれた祖父の勝さんは、44回大会で三塁手を務めた。母・久美子さんは準々決勝に続いて、勝さんの遺影を手にアルプスで応援した。

 甲子園デビューが持ち越しになった小西は「帰ったらおじいちゃんに“100回大会に出て、優勝できるように見守って”とお祈りします」と来年を見据える一方で、遠い将来の目標もある。

 「4代続けて甲子園に出られたら」

 まずは、この日リリーフした同級生左腕の坂根とともに「中心になって」新チームの投手陣を引っ張り、来春の選抜を狙う。

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2017年8月22日のニュース