広陵・中井監督 中村2発も「まぐれがずっと続いている まだ褒めません」

[ 2017年8月22日 13:53 ]

第99回全国高校野球選手権大会準決勝   広陵12―9天理 ( 2017年8月22日    甲子園 )

<天理・広陵>初回1死二塁、先制の2点本塁打を放ち、中井監督(右)とハイタッチする広陵・中村
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 広陵(広島)が天理(奈良)との打撃戦を制し、2007年以来10年ぶりの決勝進出を果たした。今秋ドラフト1位候補・中村奨成捕手(3年)が2本塁打含む4安打7打点の活躍を見せた。

 6点リードの9回には5連打で一挙3点を奪われる猛追を受けたが、なんとか振り切り、中井哲之監督は「本当によく打たれましたけど、よく打ってくれた」と笑顔。両チームともに計19安打をマークする壮絶な打撃戦を「何があるとはわからないとは言い続けていたが、まさかあそこまで追いつかれるとは」と驚きの表情で振り返った。

 中村が2本塁打含む4安打7打点と大爆発。5回には今大会6号を放ち、1985年に清原和博(PL学園)がマークした1大会個人最多本塁打記録を更新したが、「まだ褒めません」と苦笑い。「まぐれがずっと続いているので、いつまで続くのかなという気がしますけど、できれば明日まで続いてほしいと思います」と活躍に期待を込めた。

 決勝進出は10年ぶり。「ここまで来たら今持てる力を全部出させてあげられるような指導をしたい」と意気込み、「大変な試合が待っていると思うが、1点でも(点を)多く取ったら勝ち。どんな試合でもいいので、1点多くとりたい」と健闘を誓った。

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