広陵・中村 2発で清原超えも「正直、超えた感じはない 打ててよかった」

[ 2017年8月22日 13:20 ]

第99回全国高校野球選手権大会準決勝   広陵12―9天理 ( 2017年8月22日    甲子園 )

<天理・広陵>初回1死二塁、先制の2点本塁打を放ち、中井監督(右)とハイタッチする広陵・中村
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 今秋ドラフト1位候補・広陵の中村奨成捕手(3年)が2本塁打含む4安打7打点の活躍。これで今大会6本塁打とし、1大会個人最多本塁打記録を更新した。

 6点リードの9回に猛追を受け「本当にすごい粘り。怖かったです」と第一声。5回に今大会6号となる同点ソロを放ち、1985年に清原和博(PL学園)がマークした1大会個人最多本塁打記録を更新したことについては「正直、記録を超えたという感じはないが、打ててよかったという思いが強い」と安どの表情を浮かべた。

 守備でも躍動し、同点で迎えた5回無死一、三塁、城下のスクイズをダイビングキャッチ。素早い反応で併殺に仕留め「体が勝手に反応した。ボールを取れてよかった」と振り返った。

 決勝進出は佐賀北との接戦を落とし、優勝を逃した2007年以来10年ぶり。中村は「10年前の借りを返したい。そのために今までやってきた。次は何が何でも勝ちたい。雰囲気だったり攻め方だったりは、分かってきている。決勝戦も堂々としていきたい」と力強く意気込みを語った。

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