巨人マギー、日本一への“決意” CS圏2差も視線はもっと先

[ 2017年8月22日 05:52 ]

国立成育医療研究センターを訪問したマギー(中央)は笑顔で記念撮影におさまる
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 日本一しか知らない。巨人・マギーがチーム急浮上へ並々ならぬ意欲を見せた。22日からの中日2連戦で連勝すれば5月26日以来となる貯金1。最大で11あった借金を着実に減らしながら、3位・DeNAと2ゲーム差まで近づいてきた。Aクラスと勝率5割復帰はともに目前。それでも、前回日本でプレーした13年楽天でリーグ優勝、日本一を勝ち取った助っ人は先の先を見ていた。

 「チームは大きな穴にはまっていたが、やっとはい上がって穴から少し顔が出せるようになった。ここでリラックスするのではなく、今までの戦いを続けなければいけない」

 7月12日のヤクルト戦から「2番・二塁」で固定されると、超攻撃的オーダーが機能。そこからチームは17勝11敗1分けだ。打率はリーグ3位の・316で、日米通算1000安打へあと4本。「早く1000安打を達成してチームに貢献したい」と意気込んだ。

 21日は東京都世田谷区にある小児医療の拠点病院、国立成育医療研究センターを訪問し、子供たちと交流。長男のマケイル君(10)が脳性まひを抱え生まれたこともあり「自分ができるのはわずかなことかもしれないが、子供たちが笑顔になって良かった」と有意義な時間を過ごした様子だった。

 高橋監督も「やっと(3位に)追いつきそうなところまできた。(DeNAを)抜けるように頑張りたい」と意欲。Aクラスなら、クライマックスシリーズから日本一を狙う道が開ける。25日から2位・阪神、29日から首位・広島との3連戦を控え、名古屋でさらに勢いを加速させる。(重光 晋太郎)

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