高山 明大後輩・星に洗礼弾!3安打は開幕戦以来「次は甲子園で」

[ 2017年5月22日 05:39 ]

セ・リーグ   阪神5―4ヤクルト ( 2017年5月21日    神宮 )

<ヤ・神>3回無死、高山が右越えソロを放つ
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 7回、敬遠暴投で決勝の本塁へ戻ってきたのは阪神・高山だった。1死二、三塁で代わった直後のルーキから高く跳ねたゴロで投手の頭上を越す二塁内野安打。1点差に迫る適時打になり、大学時代に慣れ親しんだ神宮球場で躍動。先輩の貫禄も見せつけた。

 明大の1学年後輩にあたるヤクルトのドラフト2位・星とはプロ初対決。初回は先頭打者として2ストライクから低めフォークを捉える技ありの中前打を放った。2点を追う3回には再び先頭打者で対峙(たいじ)。2ボール1ストライクから甘く入った同じフォークを完璧に打ち返し、右翼席へ運んだ。

 「とにかく塁に出ようと思っていて、最高の形になりました」

 昨秋のドラフト後から星は「そんなに打たれた記憶が正直ないです。弱点も分かる。高山さんを打ち取って新人王を取りたい」と強気の発言を繰り返していた。今年1月14日に都内で開催された明大の昨秋リーグ戦優勝祝賀会にはOBとして出席。後輩からの“挑戦”を伝え聞き、「リーグが同じなので負けないようにしたい」と静かに燃えていた。有言実行。しっかりと洗礼を浴びせ、威厳を示した。

 3安打猛打賞は3月31日の広島との開幕戦(マツダ)以来、2度目。立役者の一人として連敗阻止に貢献し、首位快走の強さにうなずいた。「ベンチも一丸となって勝ちに向かっているところかな…と思います。明日1日空いて、また試合も続くので全力で勝ちに向かってやっていきます」。今季の3発は全て神宮球場が舞台。「次は甲子園で打ちたいなと思います」と気勢を上げた。(巻木 周平)

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2017年5月22日のニュース