立大 35季ぶりVに望み 山根2発4打点タイ勝「開き直って」

[ 2017年5月22日 05:30 ]

東京六大学野球第7週第2日   立大9―2明大 ( 2017年5月21日    神宮 )

<立大・明大>3回、試合を決定づける3ランを放った立大の山根(左から2人目)
Photo By スポニチ

 2回戦2試合が行われた。立大が明大を下して雪辱。山根佑太外野手(4年)が2発4打点と活躍し、99年秋以来の優勝に望みをつないだ。敗れた明大は3連覇が断たれた。優勝争いは立大、慶大、早大の3校に絞られた。法大は菅野(かんの)秀哉投手(3年)が東大を4安打完封。連勝で勝ち点3とし今季全日程を終えた。

 起死回生の男・山根がまたも立大を救った。負ければ優勝の望みが断たれる一戦で2発4打点。35季ぶりの優勝に望みをつなぎ「負けたら優勝がない。開き直っていった」と照れ笑いした。

 3回。1打席目に詰まらされた内角直球を、左翼席に弾丸ライナーで突き刺し3ラン。さらに8回には左越えソロ。これで今季通算はリーグ2位タイの4本だ。とにかく土壇場に強い。4月15日の法大戦では9回2死から同点ソロを放って12回引き分け、同23日の慶大戦では逆転2ラン。14日早大戦の守備で右膝を負傷し、不安はあったが勝負強さを買った溝口智成監督から「ヒーローになってくれ」と5番を託され、見事に応えた。

 今カードで勝ち点を取り、27日からの早慶戦で慶大が1敗すれば優勝が決まる。山根は「入学後、明治から一度も勝ち点を取っていない。まずは勝ち点」と話した。(松井 いつき)

続きを表示

2017年5月22日のニュース