綾部 春63年ぶりの決勝は龍谷大平安に惜敗 夏へ「ここからが楽しみ」

[ 2017年5月22日 17:19 ]

春季高校野球京都大会決勝   綾部0―2龍谷大平安 ( 2017年5月21日    わかさスタジアム京都 )

準優勝と健闘した綾部ナイン
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 春夏秋の大会を通じて初優勝は逃したが、綾部ナインは春63年ぶりの決勝戦を伸び伸びと戦った。強豪を相手の健闘に、試合後のスタンドからは保護者やOBの拍手が鳴りやまなかった。

 20日の準決勝・京都国際戦から連投となった先発の四方裕太投手(3年)が7回6安打2失点。「疲れはあったが、思ったより球が走っていた。(龍谷大)平安打線には打たれて当たり前だと思っていたので、強気に行った」と振り返った。

 元々は遊撃手だったが、昨秋の新チーム発足後にエースの湯浅が故障したため、中学時代以来という投手に転向した。3回は自信があるという切れ味鋭いスライダーを軸に3者連続三振。敵将の原田英彦監督に「センスがあるし、上手だと思って見ていた」と言わしめた。

 蒲田直樹監督は「四方裕は初めての連投だったが、思いのほか投げてくれた。(投手が本職の)10番(四方優)、11番(佐々木)が“チームが勝っているけど悔しい”と言っていた。ここからが楽しみ」と夏に向けての競争に期待した。

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2017年5月22日のニュース