【佐賀】龍谷 出場辞退会見 校長「指導が生徒の心には届いていなかった結果」

[ 2016年7月22日 20:25 ]

謝罪する龍谷高校の(右から)徳山誠一朗監督、原田淳野球部長、徳重清隆校長

 第98回全国高校野球選手権(8月7日から15日間、甲子園)の佐賀大会で4強入りした私立龍谷高校(佐賀市水ケ江3丁目)が22日、会見を行い、今大会途中で出場辞退することを発表した。県高野連が龍谷の出場辞退を受理。準決勝は24日に1試合のみ(伊万里―佐賀商)の開催となる。

 21日に同校野球部の部室で出火。焼け跡から約20本のたばこの吸い殻が見つかり、複数の部員が喫煙したことを認めていた。龍谷高によると、喫煙を認めた4人は全員3年生。今大会の登録選手もいた。

 会見には徳重清隆校長、原田淳野球部長、徳山誠一朗監督、古賀昭雄教頭が出席。徳重校長は「準決勝の出場を辞退させていただくことになりました。本当に申し訳ないと思っています。我々も指導をしてきましたが、生徒の心には届いていなかった結果。教育活動をもう一度見直して心に届くようにしたい」と話した。

 当面は活動を自粛する方針。

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2016年7月22日のニュース