【福島】聖光学院１０連覇にあと２！三浦・公式戦初完封

＜聖光学院・小高工＞投球後に吠えるスタイルを貫く三浦

第９８回全国高校野球選手権福島大会準々決勝 聖光学院６―２小高工

（7月21日 開成山野球場）
　聖光学院は背番号１０の右腕・三浦皓佑（３年）の公式戦初先発初完投で、１０連覇にあと２と迫った。「他の投手より直球も速くないし、変化球も切れない。自分は打者に向かっていくだけ」と初回からマウンド上で吠えまくり、闘争心を押し出した。序盤こそ制球に苦しんだが徐々に安定。内を突く直球と、外へのカットボールを軸に２失点に抑えた。
　大事な局面での先発起用について、斎藤智也監督（５３）は「発してるものが良かった。ここで使わなければもったいない」と説明。期待に応えた背番号１０は１１０球を投げ切り「後ろに感謝したい」と守備陣を称えた。エース鈴木拓人（３年）、斎藤郁也（２年）に続く「第３の男」の熱投が王者を加速させる。