西濃運輸・六信 161球投げ抜いた 壮絶投手戦制した

[ 2016年7月22日 05:30 ]

<西濃運輸・きらやか銀行>力投する西濃運輸先発の六信

第87回都市対抗野球第7日2回戦 西濃運輸2―1きらやか銀行

(7月21日 東京ドーム)
 延長12回161球を投げ切り、タイブレーク勝利に導いた西濃運輸の3年目右腕・六信は「絶対に決めてくれると信じていた」と目をうるませた。

 壮絶な投手戦。都市対抗初の先発マウンドはいきなり初回に無死満塁のピンチ。それでも内野陣に「乗り切れたらこれ以上しんどい場面はない」と励まされて開き直った。4、5番を連続三振。6番の中原は三ゴロで切り抜けた。2回以降は110キロ台後半のチェンジアップを効果的に使って、延長11回まで6安打12奪三振で無失点。タイブレークで内野ゴロの間に1点を失ったが、直後に井貝の右中間2点二塁打で逆転サヨナラ勝ちだ。

 今年から小さなテークバックにフォームを改良し、同時にチェンジアップも習得した。法大でもなかった先発勝利に「本当にうれしい」。ヒーローは笑顔を輝かせた。

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2016年7月22日のニュース