【福島】光南・溝井　サイクルならずも「打てない気がしない」

＜光南・会津＞６回に同点打を放った溝井

第９８回全国高校野球選手権福島大会準々決勝 光南８―６会津

（7月21日 いわきグリーンスタジアム）
　第２シードの光南が粘り勝ちした。５―６で迎えた６回２死一、二塁。１番・溝井琴博（３年）は「本能で打ってこいと監督に言われた」と内角高めの甘く入った直球を見逃さず右前へ同点の適時打。これで勢いがつくと、７回から登板した２番手の坂路翔（３年）も「ここは３年が決めて、流れを変える」と強い気持ちで相手打線を封じ、終盤に２点を加え突き放した。

　４安打２打点の溝井はこの日、本塁打が出ればサイクル安打の活躍だったが「全打席本塁打を狙ってフルスイングしたけど出なかった」と悔しそう。次戦に向け「調子が上がり続けて打てない気がしない。自分たちの野球をして、楽しく勝つ」と気炎を上げた。