送りバント成功率 現役1位は巨人・片岡 断トツ・941

[ 2015年4月21日 09:00 ]

巨人の片岡

 19日まで巨人監督代行を務めた川相コーチは、現役時は言わずと知れたバントの名手。通算533犠打のプロ野球記録保持者で、内野安打となったケースを含む送りバントの成功率は・906だった。通算150犠打以上の現役打者17人の中で、その成功率を上回る打者が3人いる。

 堂々の1位には、川相コーチが所属する巨人から片岡が入った。通算186犠打は現役11位だが、成功率・941は他の選手と比べて頭一つ抜けている。西武から移籍した14年以降では計30度試みて失敗がわずか1度。川相コーチが指揮を執った先週の5試合でも、2度のバント機会を成功して得点に結びつけた。

 2位は日本ハムから移籍1年目の大引(ヤ)で・930。3位は現役最多の293犠打を誇る田中浩(ヤ)が・925で続いている。成功率9割以上はこの3人で、まさに当代超一流のバント職人といえるだろう。また関本(神)、今宮(ソ)を含む上位5人までを右打者が占める結果となった。

 ※150犠打以上。失敗は送れずアウトとなったもの。成功率は(犠打+安打)÷(犠打+安打+失敗)で計算

 ▼巨人・片岡 (成功率トップの)実感はないですね。ボール球だと思っても、自分のゾーンに来たら試みる。当てる瞬間にバットを引くと一瞬視界から消えるので、逆に押し出す感じで自分の前で当てています。

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2015年4月21日のニュース