岩隈“3度目の正直”ならず 初勝利またもフイ 被本塁打早くも5本に

[ 2015年4月21日 14:36 ]

アストロズ戦に登板したマリナーズの岩隈(AP)

ア・リーグ マリナーズ5―7アストロズ

(4月21日 シアトル)
 米大リーグ、マリナーズの岩隈久志投手(34)は20日(日本時間21日)、シアトルで行われたアストロズ戦で先発し、6回途中5安打4失点で降板。勝利投手の権利を得た状態でマウンドを降りたが、2番手以降の投手が打たれて今季初勝利はならなかった。チームは5―7で敗れた。

 今季3度目の登板で初勝利を狙う岩隈。だが、初回からいきなり本塁打を浴びる苦しいスタートとなった。1死を取った後、2番のバルブエナに右越え4号ソロを浴び、先制点を献上。今季ここまでの2試合ですでに3本塁打を浴びており、投球回数12回で早くも4本目の被弾となった。

 味方打線は2回に1―1の同点に追いついたが、岩隈は3回、先頭のマリズニクに右越え二塁打を浴び、犠打と犠飛で1点を失い、再び1点ビハインドに。その裏、味方打線が3連打で再び2―2の同点に追いついたが、岩隈は5回に早くも今季5本目の被弾となる本塁打をラスマスに右中間へ浴びて勝ち越しを許した。

 だが、マリナーズ打線は5回、相手の守備の乱れもあって3点を入れ、5―3と2点をリード。岩隈は勝利投手の権利を得て6回のマウンドに上がった。

 しかし、6回の岩隈は1死を取った後、3番のスプリンガーに左中間を破られ、1死二塁のピンチを招いたところで降板。2番手のメディーナは続くギャティスを三塁ゴロに打ち取ったが、三塁手シーガーのグラブの下を抜けるタイムリーエラーとなって1点差に迫られると、1死二塁からローリーに右前へ適時打を浴びて5―5の同点。岩隈の勝利が消滅した。

 岩隈は5回1/3で71球を投げ、5安打4失点。無四球で、奪った三振は3個だった。

 ▼岩隈の話 悪くはないが、乗り切れていない。点を取ってもらった後に抑えられず、いい流れに乗って投げられなかった。まだ始まったばかりなので、これから良くなると信じて自分のスタイルでしっかりやりたい。
 

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2015年4月21日のニュース