診断は肉離れも…オリ中島強行出場か 登録抹消せず異例の帯同

[ 2015年4月21日 05:30 ]

オリックスの中島

 オリックス・中島裕之内野手(32)が、21日のロッテ戦(QVC)に強行出場する可能性が出てきた。神戸市内の病院で検査を受けた結果、「右太腿裏の肉離れ」と診断されながら、出場選手登録を抹消されずに千葉遠征に参加。「きのうよりはよくなっています」と回復の兆しを強調した。

 中島は前日19日の西武戦で右太腿裏に違和感を感じて途中交代。今月9日に同様の診断を受けたヘルマンは全治4週間程度とされて離脱した。症状には軽重があるとはいえ、異例の本隊帯同だ。

 森脇監督も起用の可能性を示唆した。「あすになれば状態が変わるかもしれない。無理をさせる必要はないが、当然いてもらわないといけない選手」。チームは一度は借金12まで落ち込んだが、その後打線がよみがえり現在3連勝中。良い流れの中で中島も不可欠な存在で、決死の強行出場の可能性を探っている。2軍からバックアップ要員として小島を1軍招集したが、中島の決意が「肉離れの回復」を早めるのか、注目だ。

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2015年4月21日のニュース