13残塁で1点遠く…ソフトB 本拠地連勝10でストップ

[ 2014年5月25日 08:47 ]

<ソ・神>4回のピンチにマウンド上に集まる中田(中)らソフトバンクナイン

交流戦 ソフトバンク3―4阪神

(5月24日 ヤフオクD)
 ヤフオクドーム神話が崩れた。ソフトバンクが13残塁の1点差敗戦。本拠地では4月25日の西武戦で敗れて以来の黒星となり、連勝は10でストップ。ヤフオクドーム5月初黒星で交流戦開幕からの連勝も3で止まった。

 「1死満塁、あそこで点が取れていれば違う展開になっていたかもしれないな」

 秋山監督がタメ息とともに振り返ったのが3回の攻撃だった。1死後から今宮が四球で出塁し中村、長谷川の連打で満塁と瞬く間に塁を埋めた。李大浩(イデホ)が押し出し四球を選び同点。さらに松田の遊撃強襲安打で勝ち越した。いけいけムードにスタンドの興奮も最高潮に盛り上がった。しかし、柳田、李杜軒(リートゥーシェン)が連続空振り三振に倒れ、阪神を一気に突き放すことができなかった。

 23日の試合で右大臀筋付け根部炎症を再発させた内川が今季初のベンチスタート。出場選手登録抹消という最悪の事態にはならなかったが、ほぼ不動だったオーダーを修正せざるを得なくなってしまった。今宮、中村の1、2番に長谷川を3番に据え5番・松田とした新打線は、ある程度のつながりを見せたが、阪神の先発・能見を打ち崩すことはできなかった。

 内川は結局最後まで出番がなく2012年9月7日のロッテ戦(ヤフードーム)以来の欠場となった。「(出場できないのは)誰のせいでもなく、自分の責任」。症状を把握するため、26日に検査を受ける予定。また、25日からの中日戦はチームに同行せず、28日からの横浜戦で合流する見通しを明かした

 藤井打撃コーチは「そりゃ、内川がいるのといないのでは大きく違うよ」とダメージを認めたが、現実問題として、この危機はチーム全体でカバーするしかない。

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2014年5月25日のニュース