菅野 最大9メートル“風に負けた”最短5回4失点KO

[ 2014年5月25日 08:41 ]

<ロ・巨>4回、ヒット1本で3点を失った菅野

交流戦 巨人2―6ロッテ

(5月24日 QVCマリン)
 風に負けた。最大9メートル。巨人・菅野は中堅からバックネットに吹き、舞い上がる独特の風に適応できず今季最短5回で4失点。「想定して投げないといけなかった。条件は相手も同じ。言い訳はしたくない」と唇をかんだ。

 4回、味方の失策で先頭打者を出塁させると、2死二塁から連続四球を与えた。菅野の連続四球はプロ入り3度目。満塁となり、角中に走者一掃の適時三塁打を浴びた。この回は左翼から一塁方向に強風が吹き、スライダーが右打者の外角へ外れた。阿部は「地の利を生かされた。風の影響が凄く変化球が曲がった。バッテリーが踏ん張れなかった」と渋い表情で分析した。

 菅野が昨年の交流戦で喫した唯一の黒星も、QVCマリンだった。昨季は7回3失点だったが、4試合ぶりの中6日だった今回は「ピンチになったときに慎重になりすぎた」と新たな課題も見つかった。原監督も「粘れなかったというところでしょう」と振り返った。交流戦連勝スタートだったチームは、連敗で貯金も3に逆戻りとなった。

 ▼ロッテ・鈴木(東洋大時代に神宮で対戦した菅野から5回に右越え適時打)3年時の大学選手権でもフェンス直撃の二塁打だった。

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