イチロー 投手起用も!?地元紙が報道「必要とされれば幸せ」

[ 2014年5月25日 05:30 ]

ホワイトソックス戦の6回、投ゴロ併殺打に倒れるヤンキースのイチロー

ア・リーグ ヤンキース5―6ホワイトソックス

(5月24日 シカゴ)
 ヤンキースのイチロー外野手(40)が23日(日本時間24日)、ホワイトソックス戦で「7番・右翼」で先発出場し、2打数1安打2四球。チームはサヨナラ負けを喫したが、出場3試合連続安打で好調をアピールし、ジョー・ジラルディ監督も「(右肘痛で故障者リスト入りしている)ベルトランがいない間、右投手相手にはもっとプレーするようになる」と先発機会増を明言した。

 打率・373。外野の控えの立場だが、走攻守にわたってチームに貢献している。そんなベテランに対し、ジラルディ監督は「本当にいい。難しい役割をこなしている」と絶賛。

 出場機会が増える要素はまだある。ニューヨーク・タイムズ紙では22日付で「投手・イチロー」について特集。記事では96年球宴で登板したことにも触れ、試合がもつれた延長戦で野手を投手起用する場合、「投げられるかどうか間違いなく聞いてみる」との指揮官の談話を紹介した。

 高校時代は投手だったイチローも得意球に速球とスライダーを挙げ「必要とされれば幸せ。投手をやっていれば、マウンドに戻りたいという夢は常にある」と答えている。 

 ▼96年球宴第2戦の投手・イチロー 全パが4点リードで迎えた9回2死無走者、打者・松井(巨人)の場面で、イチロー(オリックス)が右翼からマウンドに向かった。ところが、全セの野村監督は代打に投手の高津(ヤクルト)を起用し、イチローは遊ゴロに仕留めた。「高津さんと聞いて、全力では投げられない」と振り返った。

続きを表示

この記事のフォト

2014年5月25日のニュース