大瀬良 自己ワースト4回8失点KO「完全に力不足」

[ 2014年5月25日 05:30 ]

<オ・広>4回2死、大瀬良は坂口の打球に飛びつく

交流戦 広島8―1オリックス

(5月24日 ほっと神戸)
 広島は、パ・リーグ首位のオリックスに連敗し、今季初の4連敗。12球団唯一の交流戦未勝利チームとなった。球団史上初めて外国人野手3人をスタメン出場させて打線をテコ入れしたが実らず。逆に、守りで先発・大瀬良大地投手(22)の足を引っ張る結果となった。25日からは本拠地・マツダスタジアムで戦う。真っ赤に染まった本拠地で心機一転を図るしかない。

 大瀬良は潔く結果を受け入れた。「完全に力不足。どこが悪かった…というレベルではないです」

 自己最短4回でワーストの8失点。初めての交流戦マウンド。持てる実力は一端すらも示すことはできなかった。

 序盤からオリックス打線につかまった。初回2死三塁、T―岡田に先制の中前打を浴びると、2回にも平野恵に2点右前打。4回にはT―岡田の2点本塁打など一気に5点を失った。「強いスイングだと投げていて感じた」

 パリーグ首位チームの打線の迫力に圧倒された。自責は4点だけに味方の守乱にも足を引っ張られた形だが「普段は助けてもらっている。味方のミスを帳消しにできなかった自分の力不足」とピンチで踏ん張り切れなかった自らを責めた。

 連敗を止めることはできず、自身の連勝は5で止まった。「全体的なレベルアップを図りたい。変化球の抜け球も多かったし、それを修正して、次勝てるように精一杯頑張りたい」。転んでもただでは起きない。黄金ルーキーはリベンジの時を待ち、実力を蓄える。

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