松井氏 野球殿堂の地クーパーズタウンで先制の本塁打

[ 2014年5月25日 04:23 ]

野球殿堂の記念試合で、4回に右翼ポール際に本塁打を放つ松井秀喜氏

 大リーグOBが出場する記念試合が24日、ニューヨーク州クーパーズタウンで開催され、松井秀喜氏(39)が4回にスティーブ・エイブリー氏から先制のソロ本塁打を放った。

 この試合は、1939年に開館した米国野球殿堂博物館。その75周年にあたるこの日、往年の名選手による記念試合として往年の名選手30人が各球団を代表してプレーする初の試みで開催。

 松井氏はア・リーグのオールスターチームの「5番・左翼」でピンストライプのヤンキースのユニホームを着て出場した。先発投手はペドロ・マルティネス氏。「3番・捕手」で捕手歴代最多13度のゴールドグラブ賞を誇るイバン・ロドリゲス氏、「4番・DH」で通算612本塁打のジム・トーミ氏が名を連ねた。

 松井氏は03年から7年間、ヤ軍でプレー。12年シーズンで現役を引退したが、昨年7月28日にはヤ軍と1日契約を結んで引退セレモニーを行い、今年のキャンプでも特別コーチを務めた。

 この日の試合前には「素振りくらいしかしていないですよ」と語っていたが、出場が決まった時には「クーパーズタウンという場で野球をやらせていただく機会はなかなかない。ヤンキースOBを代表するのですから、恥ずかしくないプレーをしたい」とコメントしており、きっちり仕上げてきたところをうかがわせた。

 試合は6回表に降雨のためコールドゲーム。4―4で引き分けた。松井氏は3打数1安打で、本塁打については「本塁打を狙うことはないが、せっかくなのでちょっと強めに振った」とコメントした。

続きを表示

この記事のフォト

2014年5月25日のニュース