楽天 塩見 631日ぶり白星 昨季は悔しさで日本一映像見れず

[ 2014年3月30日 05:30 ]

<西・楽>勝利投手の塩見(右)は星野監督と握手を交わす

パ・リーグ 楽天5-2西武

(3月29日 西武D)
 悔しさに耐えてきた楽天・塩見が白星の味をかみしめた。8回を3安打2失点。田中(ヤンキース)の右脇腹痛による登板回避で緊急先発した12年7月6日の西武戦(西武ドーム)以来、実に631日ぶりの白星に「長かった」と安どの表情。

 奪った三振は8回に金子侑を99キロのカーブで見逃し三振に仕留めた一つだけだったが、3回以降は1安打に抑える好投だった。

 入団1年目の11年に9勝を挙げて左のエース候補と期待された塩見だったが、昨季は左肩痛で入団3年目で初めて1軍登板なしに終わった。チームに貢献できなかった悔しさから、昨年の日本一の瞬間はテレビでの映像も見なかった。ヤンキースに移籍した田中と同じ88年生まれ。「田中が抜けた穴を埋めるつもりでやっている」。頼もしい男が帰ってきた。

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2014年3月30日のニュース