斎藤佑 悔し6回4失点 登録外れ中10日で先発へ

[ 2014年3月30日 05:30 ]

<日・オ>4回、失点した日本ハム・斎藤は渋い表情でベンチに戻る

パ・リーグ 日本ハム0-5オリックス

(3月29日 札幌D)
 右肩痛から完全復活を目指す日本ハム・斎藤は661日ぶりの白星を飾ることはできなかった。

 「6回4失点じゃ勝てない。相手投手(ディクソン)が良かった分、もう少し粘りたかったし、きょうは勝たなくてはいけなかった」

 悔しさをにじませた右腕。初回1死二塁では144キロの内角直球で糸井のバットをへし折って投ゴロに仕留めるなど、最速は145キロを計測した。1年前は右肩痛でキャッチボールしかできなかったことを思えば、今は打者と真っ向勝負ができる。「昨年は自信なかったが、今は思ったところに球を投げられている」と振り返った。

 だから余計にもったいなかった。毎回得点圏に走者を背負った序盤は無失点に踏ん張った。だが、中盤に2死無走者からの失点を重ねるなどした。完全復活を期す右腕に、栗山監督は「投げられるじゃなく、抑えるという勝負にいかないといけない」ともう一段階上の投球を求めた。

 斎藤は30日に出場選手登録を1度外れ、次戦は中10日で4月9日の楽天戦(札幌ドーム)に先発する予定。「シーズンが終わったときにいい投手になれるように進んでいきたい」と球場を後にした。

 ▼日本ハム・大谷(2三振含む4打数無安打)ディクソンは直球が良かった。あの調子だとなかなか打てない。

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2014年3月30日のニュース