最初で最後の甲子園に幕…台湾からの留学生 仲間に感謝「まだ夏がある」

[ 2014年3月30日 05:30 ]

<龍谷大平安・八戸学院光星>規定によりこのセンバツまでしか出場できない八戸学院光星・蔡鉦宇は、チームでただ一人甲子園の土を拾う

第86回選抜高校野球大会2回戦 八戸学院光星2―8龍谷大平安

(3月29日 甲子園)
 台湾からの留学生、八戸学院光星(青森)の蔡鉦宇(サイ・セイウ)にとって最初で最後の甲子園が終わった。

 3打数無安打に倒れ「悔しいけど、みんなと一生懸命練習してきて、感謝の気持ちでいっぱい」と涙を流した。同校に入学する前に台湾の高校に在籍していたことがあるため、規定により、公式戦に出場できるのは今センバツまで。それでも「まだ夏がある。みんなのためにしっかりやる」と今後も練習には参加し、仲間のサポート役に回る。

 ▼八戸学院光星・北條(阪神・北條史也の弟)1点ずつ返していけば逆転できると思っていた。蔡と決勝までやりたかった。

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2014年3月30日のニュース