谷繁兼任監督　「オレに代打・ガッツ」は不発「１個取りたいね」

＜中・広＞５回攻撃前、厳しい表情で円陣を組む谷繁兼任監督（中央）

セ・リーグ 中日１－６広島

（3月29日 ナゴヤＤ）
　とっておきの「オレに代打・ガッツ」も不発に終わった。１―３と２点を追う８回、中日の谷繁兼任監督は先頭で回ってきた自身の打席で代打・小笠原を起用。ただ、今季初出場となったベテランが二塁ゴロに倒れてチャンスをつくれず、開幕から連敗スタートとなった。

　今季初めての自身への代打については「チームが勝つために普通に考えただけです」と淡々。それまでの２打席は相手の新人・九里の前にいずれも二ゴロに倒れており、指揮官として選んだ最良の策が代打の切り札の起用だった。結局、その後も広島投手陣を攻略できず、９回には武藤がダメ押しの３点を奪われて勝負あり。開幕戦に続いて終盤まで接戦に持ち込みながらの連敗に、新監督は「予想外ということはないけど、１個取りたいですね」と第３戦の必勝を期していた。