西岡 緊急帰阪 背中に強い張り、首も動かず

[ 2014年3月19日 07:48 ]

17日の練習では元気な姿の西岡だったが…

 和田阪神に、またまた暗雲が立ち込め始めた。西岡が背中に強い張りを訴えヤクルト戦を欠場した。そのまま帰阪したことで、19日からのロッテ、DeNA戦も欠場することとなった。

 「背中に強い張りがあって、首も動かない状態。(大阪へ)一度戻す。出られないのに置いていても仕方ないから」

 4―10での敗戦よりも、和田監督にとってはさらにショックだったに違いない。降って湧いた西岡の1軍離脱&緊急帰阪…。試合後、会見での指揮官の表情は当然のように厳しかった。

 前日17日には神宮での全体練習に参加していた。通常のメニューに加え、志願してロングティーを敢行。元気な姿を見せていただけに、余計に衝撃は大きかった。

 「そこで(21日からの京セラドーム3連戦)何とか出て、開幕へ入って行きたい。我々もそうだし、本人もそう思っているだろう」

 28日の開幕戦へ向けた構想が、またも狂ってしまった。右膝裏痛などで出遅れていたゴメスが、この日からようやく1軍デビュー。本来ならシーズンを見据えたオーダーを組むはずが、それすらもかなわなかった。西岡の戦列復帰は、早くても21日からのオリックス3連戦。開幕シミュレーションは遅れるばかりだ。

 「まずは明日(19日)朝の状態を見てね。日数はないけど、どこでGOサインを出すか」

 病院で診察を受けておらず、症状自体は大事には至っていない模様だ。ただ、箇所が箇所だけに、バッティングの感覚に微妙な影響が出ないとも限らない。ひとまず、19日の状態を見て、和田監督は今後の復帰プランを練り上げる構えでいる。

 各自の調整遅れだけならまだしも、チームとしての全体像がこの時期になってもいまだに見えてこない。万が一、頼れる1番打者までが不在となれば、状況はこの上なく厳しい。

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2014年3月19日のニュース