広島 ジグザグ打線で接戦制した 開幕戦の仮想・大野を意識

[ 2014年3月19日 05:30 ]

<D・広>勝利し、菊池(右)とハイタッチする広島・野村監督

オープン戦 広島2―1DeNA

(3月18日 横浜)
 広島・野村監督が、18日のDeNA戦(横浜)で対外試合10戦目にして初めて丸、菊池の並びを逆にするなど、打線の1番から7番まで右、左の「ジグザグ打線」をテスト。左投手対策の打線を組み、狙い通りに2―1と接戦を競り勝った。

 開幕戦の相手と目される中日・大野を意識したオーダーで、現状ではオプションの1つではあるが、確実に開幕戦のシミュレーションをしてみせた。

 開幕まで残り5試合。「左投手の時に組みたいと思っていたけど、左との対戦が少ないから」。この日の相手は右腕・久保だったが、オプションを繰り出した。

 16日のロッテ戦(QVCマリン)では堂林を右翼で起用するなど、左腕対策を進めてきた。この日の戦いぶりでオプションは、また1つ増えた形だ。「残り5試合は勝負にこだわると選手たちにも伝えました」。野村カープは柔軟性と自在性を武器にシーズンへと突入する。

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2014年3月19日のニュース