鳴門・松本「次につながる」大会史上40本目の満塁弾でイッキ

[ 2013年8月10日 11:36 ]

<鳴門・星稜>7回、鳴門・松本は満塁本塁打を放ち、ガッツポーズ
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第95回全国高校野球選手権大会1回戦 鳴門12―5星稜

(8月10日 甲子園)
 勝負を決定づける一打だった。1―1で迎えた7回、鳴門は4点を奪い、なお満塁のチャンス。「力むと詰まるので、自分では軽く振ったつもりだった」という7番・松本の打球はグングン伸びては左翼スタンド中段へと飛び込んだ。

 大会史上40本目となる満塁本塁打。「あそこまで飛んでくれてうれしい。自分はチャンスに弱いので甲子園で打てたことは次につながるし、自信にもなる」。松本は会心の一打にお立ち台で胸を張った。

 三塁の守備で左手に打球を受けたが、直後の5回に先制の足がかりとなる二塁打も放った松本。「(打球が)当たったお陰で力が抜けたのかな」と苦笑いしたが、自他ともに認めるムードメーカーの一発でチームの勢いは加速。終わってみれば14安打12点の猛攻で、夏は33年ぶりとなる白星を飾った。

 「これまでは甲子園に来ると思うようなバッティングをできなかった。今までのストレスの発散させるような素晴らしいバッティングをしてくれた」と森脇監督。

 2回戦では修徳(東東京)との対戦が決定。松本は「修徳にはサッカー部が全国大会で負けているので、その借りも返したい」と力強く宣言した。

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