加藤、父と同じ一塁守備に「厳しいところだったと報告したい」

[ 2013年8月10日 12:35 ]

第95回全国高校野球選手権大会1回戦 星稜5―12鳴門

(8月10日 甲子園)
 高校球史に残る名勝負の一つに数えられる1979年の第61回大会で死闘を繰り広げた箕島(和歌山)戦の延長16回裏、勝利目前で一塁ファウルフライを落球した星稜の加藤直樹さんがスタンドで観戦した。

 直樹さんの視線の先には、7回途中の守備から自らと同じ一塁守備に就いた次男・峻平の姿があった。打球をさばく場面はなく、8回の初打席では中前打したが、チームは大敗。峻平は「(父には)甲子園は1球で流れが変わる厳しいところだったと報告したい」と目を赤くしながら話した。

 息子のプレーにコメントはしなかった直樹さんだが、「チームは最後に意地を見せてくれた。頼もしい後輩たちでした」と9回の4得点に納得した様子だった。

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2013年8月10日のニュース