由伸「松井さんの背中を見て学んだ」 阿部「超一流選手のあるべき姿」

[ 2012年12月28日 12:46 ]

 日米通算507本塁打をマークしたスラッガー、松井秀喜外野手(38)の引退表明を受け、プロ野球界からねぎらいの声が上がった。

 ▼巨人・高橋由伸外野手の話 松井さんと同じユニホームを着て、プレーできたことが幸せな時間でした。背中を見てさまざまなことを勉強させていただいた時間が、つい最近のことのように感じます。けがとの闘いもありましたが、最後まで前を向いた姿が印象的でした。

 ▼巨人・阿部慎之助捕手の話 松井さんを初めて見た時に、体も大きいし打球の飛距離も群を抜いていました。20年間、プロ野球界をけん引されてさまざまな重圧との戦いだったと思います。それを見せずに黙々とプレーする姿勢に、超一流選手としてのあるべき姿を見ました。

 ▼巨人OBの篠塚和典氏の話 (キャンプで)同じ部屋になったのを思い出す。一緒の部屋で過ごす中で、野球に対する熱いものを感じた。私も現役だったし、われわれの取り組む姿勢を見てくれればと、身を引き締めたのを覚えている。

 ▼ロッテ・角中勝也外野手の話 同じ石川県出身で小さいころから見てきた大きな存在。自分が追い掛けてきた松井さんのプレーする姿が見られなくなるのが寂しい。

 ▼今季限りでソフトバンクを引退した小久保裕紀氏の話 いつでも真摯に対応する姿は後輩ながら頭が下がった。(2002年に)50本打ったイメージを追い求めたんだろうけど、個人的には向こうで培ったものを後輩に(日本で伝えてほしい)という気持ちはあった。

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2012年12月28日のニュース