ソフトバンク・広瀬「あまり欲張らず」 慶大時代に通算20発、右の大砲候補が“プロ1号”

[ 2024年5月2日 06:00 ]

ウエスタン・リーグ   ソフトバンク8-1広島 ( 2024年5月1日    タマスタ筑後 )

<ウエスタン ソフトバンク・広島>公式戦初本塁打を放ったソフトバンクの広瀬(手前)(撮影・杉浦 友樹)
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 待望の一発が飛び出した。ソフトバンクのドラフト3位・広瀬隆太内野手(23)が1日、ウエスタン・リーグ広島戦(タマスタ筑後)に「3番・二塁」でスタメン出場。6点リードの6回に左腕・戸根の直球を捉えて左越えに公式戦1号を放った。「ようやく出てひと安心です。風が運んでくれました」と笑みを浮かべた。

 慶応幼稚舎出身で慶大では東京六大学リーグ通算20発を放った右の大砲候補。2軍では打率1割台に低迷していたが、実戦経験を積みながら右肩上がりに調子を上げ、この日の2安打で打率・239とした。「最初は慣れなくて疲れがあったけど、毎日試合することで体力がついて余裕が出てきた」と語る。

 この日は大学の先輩である育成左腕・佐藤宏が先発で走者を出しながら粘りの投球をしていた。打順も2番が柳町、4番が正木で慶大の先輩たちに挟まれていた広瀬は「今日は慶応が多いなと思っていました」と笑った。

 目標は早期の1軍初昇格だが「あまり欲張らずいきたいです」と気を引き締める。高いレベルで勝負できるようにまずは足元を固めていく。 (杉浦 友樹)

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